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いかに自分が得をするか、ということでした。
新型を導入したのも、自分専用のMが欲しかったからです。
会社を説得するのは、簡単でした。
「パソコンを導入すれば業務の能率が上がる」が決めてです。
けれども、実際に会社として業務改善ができたかといえば、全然そんなことはありません。
業務改善ができたのは、私なのです。
もっとも、社員が有効に働くようになれば、結果として会社にとってはメリットになりますから、大きく見れば会社のためともいえますが。
こうした体験に照らしてみると、会社が導入するから自分もパソコンを勉強しなくてはいけない、などと考えるのは愚かなことです。
それで得をするのは、実は「あなた自身」なのですから。
会社のシステムがどうであろうと、自分の得になるようにパソコンを使えばいいわけです。
会社あっての自分ではなく、自分あっての会社だと頭を切り替えたら、一生懸命パソコンに取り組めるはずです。
会社の命令に従うというのでは、ばからしいではないですか。
パソコンは情報の整理に便利な道具。
私は仕事をするときには、整理整頓に気を配ります。
性格が凡帳面だからではありません。
むしろ逆で、基本的には不精なほうです。
家に帰れば洋服は脱ぎっぱなし、椅子の上に投げ捨てます。
乗っている自動車はこの3年間、ワックスをかけたことがありません。
すり傷だらけです。
けれども、会社のデスクまわりだけは、きちんと整理するように心がけています。
上司に言われるからではありません。
すすんでやります。
なぜ、凡帳面オトコに変身するかというと、仕事を進めていくときに必要になる資料や物が、すぐに取り出せないといやだからです。
捜す時間がもったいない、と思うのですね。
編集者には、資料や本の山に埋もれて仕事をして平気な人種が珍しくありません。
デスクの上に資料が山積みになれば、仕事をするスペースがなくなります。
そのあげく別のテーブルで原稿を書く編集者が跡を絶ちません。
それでこそ編集者だという雰囲気もあります。
当の本人にいわせれば、どこになにがあるか自分では分かっているそうです。
TVドラマのXの中で、モルダー捜査官も同じことを言っていました。
怪しいものです。
そんな芸当は私にはできませんから、整理整頓するしかありません。
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